助産師とは


『保健師助産師看護師法』において

「厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦。じょく婦若しくは新生児の保健師指導を行うことを業とする女子」

 と定義されています。

 

一般の方の認識では、赤ちゃんを取り上げる人というイメージが強いのではないでしょうか?

しかし実際には、いろんな場所で様々な活動をしていますので、ご紹介いたします。


☆健やかな妊娠期間がおくれ、安全なお産ができ、産後の生活が不安なくおくれるように、産前から産後までトータルにサポートしています。(妊婦検診・両親クラス・分娩介助・育児指導・授乳指導・産後ケア・乳房ケアなど)

☆子供たちへの命の教育(性教育・健康教育)を行っています。

対象は、幼児期から思春期までと幅広く、ご依頼があれば奈良県全域の学校や施設に出向いています。また、教職員向けの講座も行い、命の教育の普及に力を入れています。

 

☆おぎゃーと生まれてから更年期、老年期に至るまで、あらゆる年代の女性の性と生殖、心とからだの不安や悩みに寄り添い、健康的で自分らしい生き方ができるようサポートします。(不妊相談・妊娠SOS・家族計画指導・孫育てクラスなど)

☆看護学校・助産師学校や病産院で、後進の育成を行っています。


奈良県助産師会とは


奈良県助産師会は、1927年奈良県産婆会として創設され、2010年には一般社団法人奈良県助産師会として、法人格を取得し事務局を移転し現在に至っております。その間、約一世紀、93年の歴史を持つ、伝統ある助産師の専門職団体です。

 

歴史の一部をひも解きますと、1960年には、奈良県各地に2名から13名のグループでの開業助産師が存在し、妊娠、出産に関わる母子を支え、奈良県の母子保健の中核を担っておりました。

その助産師の「心」は後輩助産師にも受け継がれ、助産師会会員は、助産所、地域、行政、市中病院、クリニック、教育機関等で、日々研鑽を重ねながら、業務に励んでおります。

会組織は、助産所部会、保健指導部会、勤務部会と三部会に分かれており、会員同士が交流を持つことで、活動場所の垣根を取り払い、母子保健事業の充実をはかり、助産師の資質向上に努めています。


会長あいさつ


この度当会の会長に就任いたしました木村厚子です。これから2年間、当会の会長を務めさせていただきます。今まで、当会の存続にご尽力くださった歴代会長に心より感謝を申し上げます。私の座右の銘は、「花よりも花を咲かせる土になれ」です。私たち助産師は、母子とその家族の幸せを培う土のような存在ではないでしょうか。それぞれの花が色とりどりに咲けるように、豊かな土になることを目指したいと思います。助産師にとって大きな変革を迫られるこの時世に、私たちを取り巻く環境の変化に対応しつつ、微力ながら本会のために持てる力を注いでいく所存です。

本会の定款にはこの会の目的は、助産師職の質の向上を図ることと、本会の会員である助産師が安心して働き続けられる環境づくりの推進にあると記されています。

現在、助産師は、病院やクリニックのほか、地域や在宅でのケアにも携わり、女性とその家族の健康と福祉に貢献しています。助産師はどの時代も、常に女性とその家族の傍らに寄り添ってきました。現在の周産期における課題は、妊産婦のメンタルヘルス・高齢出産とリスク管理・不妊治療の増加・産後ケアの充実など多岐にわたります。その課題に向き合うためには、専門職として常に学びを深めなければなりません。本会では充実した研修会を企画し、助産師の学びの場を提供し続けています。また、切れ目のない支援の枠組みにおいても、当会の会員がそれぞれの持ち場で、その専門性を発揮して地域と連携し、切れ目のない支援のための一翼を担っています。今後、さらに地域のニーズに応じた支援体制の展開と助産師の社会的地位の向上を目指したいと考えています。

未来に向けて大きな可能性のある本会の助産師の持つ底力を、より多くの方々にご活用いただけるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

木村厚子


賛助会員(企業)



賛助会員募集


奈良県助産師会では、当会の活動に賛同し支援して下さる企業、団体の賛助会員を募集しております。

私達助産師と共に、母子支援活動にご協力下さる皆様を、心よりお待ちしております。皆様のお心が、母子を支える力の糧となってまいります。どうかご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

 

1)賛助会員特典

 ・HPにお名前を掲載させていただき、企業様の場合には公式HPへのリンクをさせていただきます。

2)年会費 1口1万円(一口以上)


活動内容一覧